LVSR MKR15 (Wrecker)

LVSR MKR15 (Wrecker)
LVSR MKR15 (Wrecker) 非装甲(Akit)

Oshkosh Defense社が製造する10×10輪駆動のLVSR(Logistics Vehicle System Replacement)重戦術ロジスティクスリカバリー(回収)車両であり、前世代のLVS(Logistics Vehicle System)回収バリアントの後継として開発された重レッカー仕様機である。車体中央部には、Iowa Molding Tool社製の油圧駆動式アーティキュレート(屈曲ブーム)クレーン(最大定格リフト容量18,000ポンド[約8.16トン])を装備し、さらに車体後部には最大牽引力78,000ポンド(約35.38トン)を誇る2基の主回収用ウインチと、前部に20,000ポンドの自己回収用ウインチを独立統合している。また、車体最下部には軟弱な地盤でのアンカー固定や引き揚げ安定性を担保するための油圧作動式スペード(Hydraulic Spade)が配置されている。これにより、スタックまたは中破したHMMWVMTVRMRAP、あるいは同型のLVSRファミリーに至る各種重量戦術車両を、フラット牽引(最大約49.8トン)またはリフト&タウ牽引(最大約43.5トン)によって不整地から自律回収・後送する高い回収エンジニアリング能力を備えている。動力・足回りには600馬力のCaterpillar社製C15エンジン、Allison社製7速オートマチックトランスミッション、および「TAK-4」全輪独立懸架サスペンションが統合されており、過酷な路面状況下でも優れた追従性と走破性を発揮する。

Official Name (正式名称)LVSR MKR15 (Wrecker)
Country of Origin (開発国)アメリカ合衆国
Manufacturer (製造メーカー)Oshkosh Defense
Designed (設計年)LVSRファミリーにおける重レッカー(回収仕様)仕様のバリアントであるMKR15(Wrecker)の開発フェーズとなるシステム開発・デモンストレーション契約締結(設計確定)年は2004年であり、開発段階での各種検証および試作プロトタイプの製造を経て、実車試作機による技術検証・初期運用試験へと移行したプロトタイプ試験開始年は2008年(4月より試作プロトタイプ検証が開始)である。量産先行および低率初期量産試験等を経て部隊への初期配備が実行され、実戦フィールド(アフガニスタン等)において部隊運用能力が正式に開始された運用開始年は2009年である。
Primary Operators (主な運用組織)アメリカ合衆国アメリカ海兵隊(地上戦闘エレメント[GCE]、航空戦闘エレメント[ACE]、および兵站・ロジスティクス戦闘エレメント[LCE]である各海兵兵站群[Marine Logistics Group / MLG]の自動車輸送・整備回収部隊を中心に総計 162 両のMKR15レッカー型を正規配備・現役運用。HMMWVMTVRMRAP、あるいは同型のLVSRシリーズにいたる各種重量車両の不整地引き揚げ・戦術回収システムとして稼働している)
Crew / Capacity (乗員および兵員輸送数)2名(※基本座席定員はドライバー含む2名仕様。ただし、オプションの銃手用シートとして3人目のスペース拡張に対応)
Combat Weight (戦闘重量)Curb Weight (自重):67,600 lbs (30,663 kg)
Gross Vehicle Weight Rating (車両総重量 GVWR):101,000 lbs (45,813 kg)
Dimensions (寸法: 全長/全幅/全高)W (全幅):98 in (2,489 mm)
L (全長):458 in (11,633 mm)
D (全高):122 in (3,099 mm) [※輸送時準備解体(Reducible Height):102 in (2,591 mm)]
Armor (装甲の詳細: 複合装甲、ERA、APSの有無)米陸軍の長期装甲戦略(LTAS:Long Term Armor Strategy)に準拠。設計段階からキャビン構造に工場設置型の防護設計(Factory-installed armor)が施されており、生存性を高めるための追加装甲パッケージの統合に対応(複合装甲、爆発反応装甲[ERA]は非搭載)
Main Armament (主武装)None
Secondary Armament (副武装)キャビン上部のルーフマウントハッチ(MCTAGS:Marine Corps Transparent Armored Gun Shield等に対応)に、M2 12.7mm重機関銃またはMk 19 40mm自動グレネードランチャーなどの各種機関銃および弾薬をオプション装備として搭載可能
Engine (エンジン出力 hp/kW)Caterpillar (CAT) C15 15.2-liter, inline-six water-cooled, turbocharged electronic control diesel engine
出力:600 hp (447 kW) @ 1,800 rpm / トルク:2,508 Nm @ 1,200 rpm
Max Speed (最高速度: 整地/不整地)Paved (整地):65 mph (105 km/h)
Unpaved (不整地):不明(※30%の舗装路面・70%の非舗装路面という運用プロファイルに基づき、積載する総重量[オンロード22.5トン / オフロード16.5トン]および中央タイヤ空気圧調整システム[CTIS]のモード制御に依存する)
Operational Range (航続距離)300 mi (483 km)
画像の引用元
  1. By https://oshkoshdefense.com/photo-gallery/?category=Vehicleshttps://oshkoshdefense.com/photo-gallery/?category=Vehicles, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=52894282

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