
セスナ社が開発した単発・4座の初等パイロット練習機であり、民間向けに広く普及しているセスナ172をベースにした軍用機型である。主にアメリカの軍事援助計画(MAP)向けに計299機が製造され、28Vの電気システムや機体の耐食処理、補強されたフラップおよび補助翼、主翼下へのパイロン装着用の装備などを備える点が特徴である。アメリカ空軍や陸軍のほか、コロンビア、フィリピン、韓国、トルコなどの世界各国の軍事組織に供給され、初等飛行訓練や連絡任務に幅広く運用された。機体はアビオニクスの近代化や定速プロペラへの変更といったアップグレードが施されており、ギリシャ空軍のように2020年まで長期間にわたり現役で運用した組織も存在する。
| Official Name (正式名称) | T-41D Mescalero |
| Country of Origin (開発国) | アメリカ合衆国 |
| Manufacturer (製造メーカー) | Cessna Aircraft Company |
| Designed (設計年) | 運用開始年については、軍事援助計画(MAP)向けとして1968年に最初の機体がフィリピン空軍へ引き渡されて運用が開始されたほか、1996年にはアビオニクスの近代化や定速プロペラへの変更を伴うアップグレード改修が行われている。 |
| Primary Operators (主な運用組織) | アメリカ合衆国:アメリカ空軍(アメリカ空軍士官学校のUSAFAフライングチーム(USAFA Flying Team)にて 4x のT-41Dを初期資格訓練や競技用に運用) トルコ:トルコ空軍(25 – 30機のT-41Dを訓練用として運用)、トルコ陸軍(25機のT-41Dを保有・運用) インドネシア:インドネシア空軍(現在もT-41Dを初等訓練用として運用。具体的な運用部隊名は不明) タイ:タイ王国空軍(6機のT-41Dを運用。なお、タイ王国陸軍は別型式の6機のT-41Bを運用している) アルゼンチン:アルゼンチン陸軍(アルゼンチン陸軍航空隊にて10機のT-41Dを運用) フィリピン:フィリピン空軍(過去に韓国から20機のT-41Dを取得し、現在も初等訓練用等に保有・運用) ドミニカ共和国:ドミニカ空軍(3 – 10機のT-41D / R172を初等訓練用等に保有・運用) エクアドル:エクアドル空軍(12機のT-41D、および別型式のT-41Aを8機保有・運用) ペルー:ペルー空軍(訓練用としてT-41D、およびこれらをベースに独自のアップグレードを施した近代化派生品であるT-41DMを保有・運用) パキスタン:パキスタン空軍(T-41Dを初等訓練用等に保有・運用) ニカラグア:ニカラグア空軍(訓練および連絡用に8機のT-41Dを保有・運用) エルサルバドル:エルサルバドル空軍(軍事飛行学校(EAM)にて訓練用にT-41Dを保有・運用) |
| Crew (乗員) | 2名 (パイロット/教官 1名、学生 1名。コックピットは並列配置。搭乗できる追加の兵員スペースに関しては、資料により乗客用として2名〜3名分の座席容量(Capacity)を持つとされる記述があるが、T-41Dにおける追加兵員搭乗能力の公式規定は不明) |
| Dimensions (寸法):全長、全幅(翼幅)、全高 | L: 8.03 – 8.72 m (26 ft 11 in – 28 ft 7 in) W: 10.67 – 10.92 m (35 ft 10 in) H: 2.69 – 2.72 m (8 ft 10 in – 8 ft 11 in) (公表資料や測定基準により数値に幅が存在) |
| Empty / Max Takeoff Weight (自重 / 最大離陸重量) | 自重: 資料により 618 kg、815 kg、995 kg などの記述が混在しており、明確な統一データは非公表または不明 最大離陸重量: 1,134 kg 〜 1,406 kg (資料や運用の仕様により 1,153 kg とされるなど数値に幅が存在) |
| Powerplant (エンジン):型式、推力 | 型式: 1x Continental IO-360-D (または O-300-C) 水平対向ピストンエンジン 推力: 145 hp 〜 210 hp (仕様により数値に幅が存在) |
| Max Speed (最大速度):マッハ表記、高度別の速度 | 高度別の速度: 最高速度として 223 km/h 〜 305 km/h / 144 mph などの性能値は存在するが、特定の高度階層別の詳細な制限速度規定は非公開 |
| Combat Range (戦闘行動半径) / Ferry Range (航続距離) | 航続距離 (Ferry Range): 1,159 km 〜 1,160 km (約 626 miles 〜 720 miles) |
| Service Ceiling (実用上昇限度) | 4,000 m 〜 5,200 m (13,100 ft 〜 17,000 ft) (資料やエンジンの仕様により幅が存在) |
| Hardpoints (ハードポイント):ミサイルや爆弾の搭載能力 | None |
| Fixed Armament (固定武装):機関砲の口径、弾数 | None |
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- By US Air Force – US Air Force, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=45250345
















