
L132A1およびL132A2は、主に戦場における歩兵部隊の移動・撤退時の遮蔽や隠蔽、敵からの視認・照準の妨害を目的に運用される歩兵携行用の使い捨て型発煙手榴弾である。本兵器は従来モデルと比較して本体が大幅に小型・軽量化されたことで、標準的な手榴弾用ポーチへ容易に収納可能となり、輸送や携行にかかる物流的負荷を最小限に抑える設計が施されている。そのコンパクトな形状に反して、より高密度かつ長時間にわたる白色の煙幕を展開し、味方部隊の安全な再配置や戦闘支援を効果的にサポートする。使用時は上部の安全ピンを抜いて投擲することでスプリング式の安全レバーが外れ、遅延信管を介して着地後に迅速かつ安定した煙幕を放出する特徴を持つ。
| Official Name (正式名称) | L132A1 / L132A2 Compact Smoke Screening Grenade (商用モデル名:N451/A) |
| Country of Origin (開発国) | イギリス |
| Manufacturer (製造メーカー) | Wescom Defence(旧 Pains Wessex) |
| Designed (設計年) | 設計年および運用開始年については、イギリス国防省や製造メーカー(Wescom Defence社)による開発・採用プロセスの詳細な年号(設計年・運用開始年)が公的に明記された信頼できる一次情報や報道記録がないため不明。 ただし、客観的かつ間接的な製造・配備記録として、少なくとも2010年代初頭にはイギリス軍などで既に部隊配備・運用されていた事実が確認されている。 |
| Primary Operators (主な運用組織) | イギリス:イギリス陸軍(標準制式の主力発煙手榴弾として歩兵部隊や各種地上戦闘ユニットに広く配備・現役運用)、イギリス海軍(王立海兵隊 [Royal Marines] などの特殊作戦・強襲部隊においてL132A1 / L132A2を現役運用)、およびイギリス警察組織(法執行機関用のモデル名N451シリーズとして、暴動鎮圧や視界遮蔽用アセットとして各地域の警察部隊および戦術特殊部隊に広く配備・実戦運用中) ウクライナ:ウクライナ武装部隊(イギリス政府による公式な軍事・防衛支援アセットの1つとしてL132A2(白色煙幕仕様)を公式に受領し、対ロシア前線の各種歩兵部隊、特殊作戦部隊、および領土防衛隊などの実戦部隊で広く運用中) |
| Type (種類) | 発煙手榴弾(Smoke Screening Hand Grenade) |
| Filler Type (炸薬・内蔵化学物質の種類) | 亜鉛華(酸化亜鉛 / Zinc Oxide)およびヘキサクロロエタン(Hexachloroethane)を主成分とする低毒性白色発煙組成物(HC煙) |
| Filler Weight (炸薬・薬量) | 約 60 – 80 g 前後と推測されるが、詳細は非公表 |
| Fuze Type (信管方式) | 延期信管 (Time-delay pyrotechnic fuze / フライオフ・レバー式発火信管) |
| Delay Time (遅延時間) | 安全レバー解放後の起爆遅延時間に関する秒数は非公表、起爆後の「煙幕放出時間」は45秒間持続 |
| Dimensions (外寸) | 全長(高さ)約 124 – 125 mm × 本体直径 54 – 55 mm |
| Total Weight (総重量) | 不明 (空重量は 176 g) |
| Effective Radius (有効加害・効果半径) | 煙幕展開の効果範囲については「秒単位で高密度の煙幕を迅速に展開し、視界を遮蔽する」とメーカーで定義されている |
| Deployment Method (投擲・運用方式) | 手動投擲 (Hand-thrown) |
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