L119A1 (C8SFW / C8CQB)

L119A1 (C8SFW / C8CQB)
イギリス海兵隊

イギリス軍の特殊部隊(UKSF)が従来のM16やC7に代わる標準携帯火器として1990年代末から2000年代初頭にかけて導入した自動小銃である。本システムはAR-15プラットフォームおよびDiemaco社(現Colt Canada社)のC8 SFW(Special Forces Weapon)をベースに設計され、極地や砂漠などあらゆる過酷な環境下での厳格なトライアルを経て、高い作動信頼性と優れた人間工学的操作性を実証した。フラットトップ・レシーバーとレールシステムを標準装備し、各種光学照準器やフラッシュライト、消音器などの戦術アクセサリーに対する柔軟な拡張性を有する。一般的な制式小銃L85シリーズとは異なり、SAS(特殊空挺部隊)やSBS(特殊舟艇部隊)、特殊部隊支援グループ(SFSG)、王立海兵隊の一部などの精鋭・専門部隊へ優先配備され、対テロ作戦や接近戦闘(CQB)、要人警護任務において主力として運用。

Official Name (正式名称)L119A1 (C8SFW / C8CQB) ※L119A1はUKSFにおけるSpecial Forces Individual Weapon [SFIW] としての制式名称
Country of Origin (開発国)イギリス(要求仕様・調達) / カナダ(基本設計・開発)
Manufacturer (製造メーカー)Colt Canada(※制式採用時の社名はDiemaco)
Designed (設計年)1999年にイギリス国防省が特殊部隊用新型火器の入札を行い、カナダのDiemaco社(現Colt Canada社)が開発したC8 SFW(Special Forces Weapon)をベースとする仕様設計が完了、翌年の2000年に最初のモデルが正式に制式採用(採択)され、1990年代末から2000年代初頭(2000年前後)にかけて実戦部隊への支給および本格的な初期運用が開始された。
Primary Operators (主な運用組織)イギリス:イギリス海軍(王立海兵隊の「43コマンド」「42コマンド」「30コマンド監視偵察中隊[SRS]」)、イギリス陸軍(特殊作戦旅団傘下の「レンジャー連隊」[※L403A1移行期につき並行運用]、16空中突撃旅団の「パスファインダー小隊」、王立憲兵隊[RMP]要人警護ユニット)、イギリス三軍統合特殊部隊(特殊空挺部隊[SAS]、特殊舟艇部隊[SBS]、特殊偵察連隊[SRR]、特殊部隊支援グループ[SFSG])(※元々はUKSF専用アセットとして導入され、のちに王立海兵隊や専門部隊の主力・標準個人携帯火器としてアセットが広範に運行管理・現役運用されている)
Type (種類)アサルトライフル / カービン(Assault rifle / Carbine)
Caliber (口径)5.56x45mm NATO
Action (作動方式)ガス圧作動(リュングマン方式 / ダイレクト・インピンジメント)、閉鎖ボルト回転閉鎖(Gas-operated, rotating bolt)
Overall Length (全長)15.7インチ(SFW)仕様
ストック展開時(最延長時):約 895 mm (35.2 in)
ストック折り畳み時(最短縮時):約 815 mm (32.1 in)
10インチ(CQB)仕様
ストック展開時(最延長時):約 750 mm (29.5 in)
ストック折り畳み時(最短縮時):約 675 mm (26.6 in)
Barrel Length (銃身長)15.7 inches(約 400 mm / 39.8 cm)
10 inches(約 254 mm)
Weight (重量)15.7インチ(SFW)仕様:約 2.97 kg (6.55 lbs)
10インチ(CQB)仕様:約 2.68 kg (5.91 lbs)
Rate of Fire (発射速度)750 – 950 rpm
Effective Range (有効射程)15.7インチ(SFW)仕様:500 – 600 m
10インチ(CQB)仕様:約 360 – 400 m(銃身短縮による初速低下に伴い、有効射程が低下)
Feed System (給弾方式)30-round detachable STANAG magazine
画像の引用元
  1. By Photo: LPhot Dan Rosenbaum/UK Ministry of Defence 2021, OGL 3, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=114509750

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