
ベルギーのFN Herstal(エフエヌ・ハースタル)社が開発した40mm口径の単発式・擲弾発射器である。公式には「FN40GL」、アメリカ軍では「Mk 13 Mod 0」として制式化されており、同社のFN SCARアサルトライフルと完全なシステム統合を果たす分隊支援火器として運用されている。小銃下部への装着だけでなく、専用のストックパーツと組み合わせることで単体のスタンドアローン火器としても高い実戦射撃能力を発揮する。砲尾のラッチを解除することで、砲身が前方にスライドしたのち左右のどちら側へも中折れ式にスイングする独自の装填機構を採用しており、左利き右利きを問わない操作性を備えながら、長身の照明弾や特殊誘導弾薬などの40x46mm低速擲弾を制限なく迅速に装填できる。
| Official Name (正式名称) | FN40GL Enhanced Grenade Launcher Module (EGLM) |
| Country of Origin (開発国) | ベルギー |
| Manufacturer (製造メーカー) | FN Herstal(米軍向け供給:FN America) |
| Designed (設計年) | FN F2000用のGL1発射器の構造をベースにFN SCARのアクセサリー要件として2004年に設計開発が開始され、同年に製造がスタートしてアメリカ特殊作戦軍(USSOCOM)による実戦テストが実施されたのち、2009年に「Mk 13 Mod 0」としてアメリカ特殊作戦部隊への最初の公式引き渡しと配備が行われたことで本格的な実戦運用を開始 |
| Primary Operators (主な運用組織) | アメリカ合衆国:アメリカ特殊作戦軍(USSOCOM)傘下の各特殊部隊(アメリカ陸軍特殊部隊「グリーンベレー」、第75レンジャー連隊、アメリカ海軍特殊部隊「Navy SEALs」など)にて、FN SCAR(Mk 16/Mk 17)ライフルとシステム統合された米軍制式モデル「Mk 13 Mod 0」、およびスタンドアローン構成(独立型)を主力現役運用中 ベルギー:ベルギー陸上構成部隊(特殊作戦連隊/Special Operations Regiment、および各パラコマンド・軽歩兵大隊)にて、FN F2000用の旧型から更新され、主力小銃FN SCAR-Lの下部に直接マウントする分隊支援火器、およびスタンドアローン火器として「FN40GL」を標準現役運用中 ポルトガル:ポルトガル陸軍(第4砲兵連隊、各空挺旅団、機械化歩兵旅団などの地上戦闘部隊)にて、軍の小火器近代化プログラムに伴い、FN SCAR小銃と同時に公式調達された約2,000ユニット以上の「FN40GL」フリートを歩兵分隊の標準擲弾発射器として現役運用中 マレーシア:マレーシア海軍特殊部隊(PASKAL)およびマレーシア国家警察特殊部隊(Pasukan Gerakan Khas)にて、海上対テロ作戦および人質救出任務等に配備されているFN SCAR-H/SCAR-Lのアンダーバレルマウント火力、およびスタンドアローンアセットとして「FN40GL」を現役運用中 リトアニア:リトアニア国軍(陸軍・各歩兵旅団および特殊作戦部隊)にて、西側規格およびNATO相互運用性強化の一環としてFN SCAR-H(特等射手・狙撃用)と併せて限定公式導入された「FN40GL」を現役運用中 ペルー:ペルー陸軍(各特殊作戦旅団、および対ゲリラ不正規戦部隊)にて、ジャングルおよび山岳地帯での作戦用として導入されたFN SCARファミリーの統合兵装システムとして、公式購入された「FN40GL」を現役運用中 |
| Type (種類) | アンダーバレル/スタンドアローン式 グレネードランチャー(擲弾発射器) |
| Caliber (口径) | 40x46mm Low-Velocity(低速擲弾規格) |
| Action (作動方式) | 単発式(Single-shot)/ 前方スライド・左右スイング開閉式(Breech-loading, barrel slides forward and swivels left or right ※手動でバレルラッチを解除し、砲身を前方にスライドさせたのち左右どちらへもスイングさせて砲尾から手動装填・排殻を行う方式。ダブルアクション駆動のトリガー機構を備える) |
| Overall Length (全長) | ライフルマウント(装着時):311 mm (12.25 in) スタンドアローン(専用ストック装着・展開時):528 mm (20.78 in) / ストック折り畳み時:351 mm (13.81 in) |
| Barrel Length (銃身長) | 244 mm (9.6 in) |
| Weight (重量) | ライフルマウント仕様(単体):1.04 kg (2.3 lbs) スタンドアローン仕様(専用ストック・マウントアセンブリ含む):2.68 kg (5.91 lbs) |
| Rate of Fire (発射速度) | 毎分 5発 〜 7発(装填、照準、排殻を手動で繰り返す実戦的な目安速度。ボルトアクションや自動火器のような機械的連射サイクル(rpm)を持たない単発手動装填式である) |
| Effective Range (有効射程) | 点目標(特定の窓や車両など):100 m 面目標(敵の陣地や部隊集団など):300 m 〜 400 m |
| Feed System (給弾方式) | 手動単発砲尾装填(1発ごとに砲尾を開き、手動で1発ずつ直接薬室へ挿入する。マガジンなどの外部給弾機構は存在しない) |
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画像の引用元
- By Senior Airman John Linzmeier – https://www.dvidshub.net/image/3223801/air-ground-attacks-coordinated-320-sts-5th-anglico, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=57985686








