
イギリス軍が従来のL85A2/A3シリーズを補完・代替する「個人代替火器(AIW)」システムとして2023年に制式採用した自動小銃。AR-15プラットフォームの系譜に属するベースモデルKS-1を近代戦術向けに限界まで進化させた設計が特徴であり、イギリス陸軍のレンジャー連隊や王立海兵隊などの専門部隊・特殊作戦コンポーネントへ優先的に配備が進められている。従来のブルパップ式構造から一般的なコンベンショナル形式へと回帰したことで左肩での依託射撃を含む人間工学的な操作性が劇的に向上したほか、完全アンビ(両利き対応)仕様の統制システムを標準で統合している。本システムは銃本体だけでなく、3Dプリンターで製造された高効率なインコネル製減圧サプレッサー(消音・閃光軽減装置)と、優れた低倍率可変光学照準器およびドットサイトを組み合わせた高度な光学スイートが不可分のモジュールとして包括調達されており、視覚および聴覚的な露出(シグネチャー)を最小限に抑制しながら遠距離の脅威へ精密に介入する隠密戦闘能力を部隊にもたらしている。
| Official Name (正式名称) | L403A1 |
| Country of Origin (開発国) | イギリス(要求仕様・調達) / アメリカ合衆国(基本設計・開発) |
| Manufacturer (製造メーカー) | Knight’s Armament Company(KAC) |
| Designed (設計年) | イギリス軍の個人代替火器(AIW)システムとして導入されたL403A1(ベースモデル:Knight’s Armament Company社製KS-1)は、2022年にベースとなるKSシリーズが開発・国際展示会で初公開されて基本設計が完了し、その後イギリス国防省による選定プログラム(プロジェクト・ハンター)を経て2023年9月に制式採用が公式発表され、同年末から部隊支給・初期運用が順次開始された。 |
| Primary Operators (主な運用組織) | イギリス:イギリス陸軍(陸軍特殊作戦旅団[ASOB]傘下の「レンジャー連隊」)、イギリス海軍(王立海兵隊の「UKコマンド部隊」における先行突撃隊、および監視偵察中隊)(※プロジェクト・ハンターの下で個人代替火器[AIW]システムとして公式に制式採用され、初期調達分約2,600挺超が専門部隊・特殊作戦コンポーネントへ第一線用アセットとして集中配備・運行管理されている) |
| Type (種類) | アサルトライフル(Assault rifle / Carbine) |
| Caliber (口径) | 5.56x45mm NATO(.223 Remington互換) |
| Action (作動方式) | ガス圧作動(ストーナー方式ダイレクト・インピンジメント / 内部ピストン式)、閉鎖ボルト回転閉鎖(Gas-operated, closed rotating bolt, internal Stoner piston) |
| Overall Length (全長) | ストック最短縮時:約 770 mm (30.3 in) ストック最延長時:約 851 mm (33.5 in) (一部の公的解説・測定ソースや装着するストックの個体差により、818 mm – 869 mm とするデータも存在) |
| Barrel Length (銃身長) | 13.7 inches(約 348 mm / 34.8 cm) |
| Weight (重量) | 約 3.12 kg (6.88 lbs)(弾薬、サプレッサー、各種光学照準器一式を含まない銃本体のみの純粋な空虚重量。なお、L900A1光学スイートやインコネル製サプレッサー等のフル装備をすべて装着したシステム全備重量は約 4.3 – 4.35 kg [9.5 – 9.6 lbs] となる) |
| Rate of Fire (発射速度) | 700 – 900 rpm |
| Effective Range (有効射程) | 500 m(点目標 / Point target) |
| Feed System (給弾方式) | 30-round detachable STANAG/AR-15 magazine |
画像の引用元
- By Photo: Corporal Rebecca Brown/UK Ministry of Defence 2023, OGL 3, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=141607470












