Beretta M9

Beretta M9

イタリアのピエトロ・ベレッタ社が開発した同社の代表的モデル「ベレッタ92F(のちに92FS)」をベースに、アメリカ軍の仕様に合わせて製造されたダブルアクション/シングルアクション方式の9mmセミオートマチックピストルである。アルミニウム合金製フレームによる軽量化と、伝統的なオープン・スライド設計がもたらす優れた排殻・信頼性が特徴である。1980年代の選定コンペティションにおいて、長年主力を務めたコルトM1911A1の後継としてアメリカ全軍の標準制式サイドアームに選ばれ、装弾数が15発と倍増したことで前線の火力を大きく向上させた。湾岸戦争やアフガニスタン、イラク紛争など数々の実戦に投入された実績を持つ。近年はSIG Sauer M17SIG Sauer M18に更新されたが、一部部隊では現在も使用されている。

Official Name (正式名称)Beretta M9(一般商用名:Beretta 92F / 92FS)
Country of Origin (開発国)イタリア
Manufacturer (製造メーカー)Fabbrica d’Armi Pietro Beretta S.p.A(アメリカ軍向けのM9は、主にアメリカ現地法人であるBeretta U.S.A. Corp.によって製造)
Designed (設計年)ベースとなったベレッタ92シリーズの基本設計は1970年から1975年にかけて完了し、最初の量産が1976年に開始された。その後、米軍の次期制式拳銃を選定する共同サービス小火器プログラム(JSSAP)やXM9/XM10試験での度重なる過酷な評価プロセスを経て、1985年にアメリカ軍に正式採用された。1986年から米国現地工場での本格的な生産が始まり、アメリカ陸軍の公式記録に基づく制式アセットとしての本格的な部隊運用開始年は1990年である。
Primary Operators (主な運用組織)アメリカ合衆国アメリカ陸軍アメリカ海軍アメリカ空軍アメリカ海兵隊、およびアメリカ宇宙軍において、後継のSIG M17/M18へのリプレイスが大部分で完了しているが、一部の二線級部隊、後方訓練ユニット、および艦艇・基地防護用の補助サイドアームとして依然としてインベントリに現役維持中
イタリア:イタリア陸軍(各歩兵・装甲ユニット)、イタリア海軍(特殊部隊COMSUBIN等)、イタリア空軍、および国家憲兵(カラビニエリ)にて、自国開発の標準制式サイドアーム「Beretta 92FS(軍制式名:SB/FS)」および近代化モデルを大規模に現役運用中
フランス:フランス陸軍、およびフランス空軍にて、MAS(サン=テティエンヌ造兵廠)が10万丁以上を公式ライセンス生産した「PAMAS G1(ベレッタ92Gベース、デコッキングのみの派生品)」を、憲兵隊(ジャンダルムリ)や特定の地上部隊用として現役運用中
ブラジル:ブラジル陸軍、ブラジル海軍(海兵隊等)、およびブラジル空軍にて、トーラス社(Taurus)が旧ベレッタ社サンパウロ工場一式を買い取って独自に製造・発展させた「Taurus PT92(フレームマウントセーフティ仕様の派生品)」を主力制式ピストルとして大規模に現役運用中
チリ:チリ陸軍(各歩兵旅団)、およびチリ海軍(沿岸防備部隊等)にて、特殊作戦および標準地上部隊用の高信頼性副兵装として「Beretta 92FS」を公式現役運用中
コロンビア:コロンビア陸軍、コロンビア海軍(海兵隊等)、および不正規軍(左翼ゲリラFARCの残党や麻薬カルテル武装組織等、政府軍から戦術鹵獲した純正M9やPT92を使用)にて、多年にわたる対ゲリラ戦の標準ピストルとして公式および不正規現役運用中
ペルー:ペルー陸軍(特殊作戦部隊、山岳歩兵大隊等)、およびペルー海軍にて、中南米における標準的戦術アセットとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
アルゼンチン:アルゼンチン陸軍(一部の憲兵・特殊作戦ユニット)、およびアルゼンチン海軍にて、個人防衛用およびセキュリティ任務用の現役インベントリとして限定運用中
メキシコ:メキシコ陸軍、メキシコ海軍(海兵隊特殊作戦部隊等)、および麻薬カルテル武装組織(シナロア・カルテル、CJNG等、政府軍からの鹵獲品や米国からの密輸M9を不正規使用)にて、治安戦の主力サイドアームとして公式・不正規現役運用中
ウクライナ:ウクライナ陸軍、ウクライナ空中強襲軍、および領土防衛隊にて、ウクライナ紛争勃発以降に米国およびNATO同盟国(イタリア、フランス等)からの直接防衛支援として供与された大量の「M9」および「PAMAS G1 / 92FS」を前線で大規模に実戦現役運用中
ロシア連邦:ロシア陸軍、およびロシア国家親衛隊(特殊任務部隊スペツナズ等)にて、ウクライナ前線(ハルキウ、ドンバス、ザポリージャ等の戦域)においてウクライナ軍の空中偵察・地上ユニットから戦術鹵獲、あるいは墜落・戦死した要員から直接回収した状態の良い「M9」および「92FS」を、私物または特殊任務用のセカンダリ武器として不正規現役運用中
トルコ:トルコ陸軍、および国家情報機構(MIT)にて、MKE社(機械化学工業公社)が公式ライセンス生産した「Yavuz 16(ベレッタ92Fベースの国内派生品)」を、軍の主要な標準サイドアームの一つとして長年現役運用中
エジプト:エジプト陸軍(各歩兵・装甲師団等)、および大統領警護隊にて、マアディ・カンパニー(第54工場)が公式ライセンス生産した「Helwan 920(ベレッタ92SBベースの国内派生品)」を、標準制式サイドアームとして大規模に現役運用中
南アフリカ:南アフリカ国防軍(SANDF:陸軍、海軍、空軍、保健軍)にて、リトルトン造兵廠(現デネル・ランド・システムズ)が公式ライセンス生産した「Vektor Z88(ベレッタ92SBベースの国内派生品)」および「Vektor SP1(発展型)」を標準制式ピストルとして大規模に現役運用中
イスラエル:イスラエル国防軍(IDF:主に空軍のパイロット、一部の特殊作戦部隊、および後方・国境警備部隊)にて、高い確実性を持つ護身用アセットとして「Beretta 92FS / M9」を現役運用中
ヨルダン:ヨルダン王立陸軍(特殊作戦旅団、国境警備隊等)にて、米国からの防衛援助(FMS)および直接購入による「M9 / 92FS」を公式現役運用中
イラク:イラク陸軍(第1師団などの正規歩兵部隊)、およびイラク治安部隊(ISF)にて、2003年のイラク戦争後の再建期に米国から大量支給された「M9」、およびタジ造兵廠で過去に不完全生産された「Tariq(※元はベレッタM1951だが、一部92ベースの回収・改造派生品が不正規流通)」を公式現役運用中
クウェート:クウェート陸軍(各装甲・歩兵大隊等)にて、湾岸戦争以降の軍近代化プロセスにおいて導入された「Beretta 92FS」を公式現役運用中
モロッコ:モロッコ王立陸軍(王立守備隊、憲兵隊等)にて、欧州(イタリア・フランス)および米国から導入された「92FS / PAMAS G1」を戦術ピストルとして公式現役運用中
アルジェリア:アルジェリア人民国家軍(特殊作戦連隊、地上部隊等)にて、地中海地域の調達枠組みに基づき公式導入された「Beretta 92FS」を現役運用中
チュニジア:チュニジア陸軍(特殊部隊、国境守備ユニット等)にて、対テロ作戦およびパトロール用の標準サイドアームとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
リビア:リビア国民軍(LNA)、および国民合意政府(GNA)系民兵組織にて、カダフィ政権崩壊時に旧政府軍の武器庫から流出、または近隣国から不正規流入した大量の「92FS」およびエジプト製「Helwan 920」を鹵獲・不正規現役運用中
シリア:シリアアラブ軍(政府軍・特殊部隊)、および対抗する反体制派武装組織・ISIL(イスラム国)残党等の不正規組織(政府軍やイラク軍から戦術鹵獲した機材を使用)にて、「Beretta 92FS / Tariq派生品」を公式および不正規現役運用中
イエメン:イエメン政府軍、および反政府武装組織「フーシ派」(政府軍の武器庫から大量鹵獲した純正92FSや、サウジアラビア軍から実戦鹵獲したM9を使用)にて、不正規戦の主要な拳銃アセットとして現役運用中
サウジアラビア:サウジアラビア陸軍、およびサウジアラビア国家防衛軍(SANG)にて、米国およびイタリアから直接購入した「M9 / M9A1」および「Beretta 92FS」を公式現役運用中
パキスタン:パキスタン陸軍(特殊作戦部隊SSG:Special Services Group等)にて、近接戦闘(CQB)および防衛用の高精度サイド武器として「Beretta 92FS」を公式現役運用中
インド:インド陸軍(海軍特殊部隊MARCOS、陸軍パラシュート連隊(Para SF)等)にて、特殊作戦用の標準拳銃の一つとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
バングラデシュ:バングラデシュ陸軍(特殊作戦部隊、歩兵ユニット等)にて、標準的な戦術拳銃として「Beretta 92FS」を公式現役運用中
スリランカ:スリランカ陸軍(各種歩兵連隊、 commando部隊等)にて、内戦期から続く標準サイドアームとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
ネパールの:ネパール陸軍(特殊作戦旅団、国境守備隊等)にて、主に将校および平和維持活動(PKO)派遣部隊用として「Beretta 92FS」を公式現役運用中
タイ:タイ王立陸軍(各歩兵・特戦ユニット)、タイ王立海軍(特殊部隊RTN SEALS等)にて、米国からの援助(FMS)および直接購入による膨大な数の「M9 / Beretta 92FS」を公式現役運用中
マレーシア:マレーシア陸軍(特殊作戦部隊Grup Gerak Khas等)、およびマレーシア海軍(特殊部隊PASKAL)にて、潜入・近接戦闘用の標準サイドアームとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
シンガポール:シンガポール共和国陸軍(コマンド大隊、特殊作戦タスクフォース等)にて、補助的な制圧火力を有する戦術ピストルとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
フィリピン:フィリピン陸軍、フィリピン海兵隊、および不正規武装組織(モロ・イスラム解放戦線残党やアブ・サヤフ等、政府軍から戦術鹵獲した機材を使用)にて、米軍供与分の「M9」および「Beretta 92FS」を公式・不正規現役運用中
インドネシア:インドネシア陸軍(特殊部隊Kopassus等)、インドネシア海軍(特殊部隊Kopaska)にて、戦術作戦用の高信頼性拳銃として「Beretta 92FS」を公式現役運用中
日本陸上自衛隊(特殊作戦群などの特定の特殊部隊において、各種潜入・対テロ作戦の検証・使用目的で「ベレッタ92V(※92FS等)」を参考商流から限定導入)、および海上自衛隊(特別警備隊(SBU)等にて臨検・近接戦闘用アセットとして限定運用中)
大韓民国:大韓民国陸軍(陸軍特殊戦司令部(特戦司)、第707特殊任務団等)にて、対テロ作戦および近接戦闘用に導入された「Beretta 92FS」を公式現役運用中
中華民国(台湾):中華民国陸軍(憲兵特勤隊、陸軍特戦指揮部等)にて、205兵廠が公式にリバースエンジニアリング・ライセンス生産に準じて開発した「T75手槍(ベレッタ92Fをベースにトリガーガードやフレームを独自改良した派生品)」を主力制式ピストルとして大規模に現役運用中
ポルトガル:ポルトガル陸軍(特殊作戦部隊、憲兵隊等)、およびポルトガル海軍にて、NATO標準サイドアームとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
スペイン:スペイン陸軍(各種歩兵連隊)、スペイン海軍(海軍コマンド等)、および治安ガード(グアルディア・シビル)にて、標準のLlamaピストルからの更新以降、長年「Beretta 92FS」を公式現役運用中
ギリシャ:ギリシャ陸軍(特殊作戦コマンド、島嶼防衛部隊等)、およびギリシャ海軍にて、地中海東部の防衛・警備用サイドアームとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
キプロス:キプロス国家防衛軍(陸軍・特殊部隊等)にて、ギリシャ経由および直接導入による「Beretta 92FS」を公式現役運用中
トルコ(北キプロス):北キプロス・トルコ共和国保安司令部(実質的な軍事組織)にて、トルコ軍経由で支給された「Yavuz 16(トルコ製派生品)」を公式現役運用中
ルクセンブルク:ルクセンブルク陸軍(唯一の歩兵大隊等)にて、将校や海外派遣部隊の個人防衛用アセットとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
モナコ:モナコ大公銃騎兵中隊(モナコの事実上の軍事・警備組織)にて、儀礼および要人警護・防衛用の標準拳銃として「Beretta 92FS」を公式現役運用中
サンマリノ:サンマリノ民兵隊(事実上の軍事・治安維持組織)にて、都市警備および防衛用アセットとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
バチカン市国:スイス警備隊(バチカンの事実上の軍事組織)にて、教皇の近接警護および要人防衛用として、特注の「Beretta 92FS」を公式現役運用中
ジョージア:ジョージア陸軍(特殊作戦旅団、各歩兵大隊等)にて、イラク等での共同任務(OIF)期に米国から供与された「M9」およびイタリア製「92FS」を公式現役運用中
アルメニア:アルメニア陸軍(特殊部隊ユニット等)にて、限定的なルートから導入された「Beretta 92FS」を公式現役運用中
アゼルバイジャン:アゼルバイジャン陸軍(特殊部隊、国境守備隊等)にて、トルコ経由で導入された「Yavuz 16」およびイタリア製「92FS」を公式現役運用中
カザフスタン:カザフスタン共和国軍(特殊部隊「コブラ」等)にて、西側規格アセットの技術評価および作戦用として「Beretta 92FS」を公式現役運用中
ウズベキスタン:ウズベキスタン共和国軍(特殊作戦部隊等)にて、国境紛争および対テロ作戦用の高精度拳銃として「Beretta 92FS」を限定現役運用中
キルギス:キルギス共和国軍(特殊部隊「スコルピオン」等)にて、西側製特殊装備の枠組みで導入された「Beretta 92FS」を限定現役運用中
タジキスタン:タジキスタン共和国軍(特殊部隊等)にて、国際治安協力プログラムを介して導入された「Beretta 92FS」を限定現役運用中
ナイジェリア:ナイジェリア陸軍(対ボコ・ハラム作戦部隊等)、およびテロ武装組織ボコ・ハラム(政府軍から戦術鹵獲した機材を使用)にて、西側製・ブラジル製の各種92シリーズを公式・不正規現役運用中
ケニア:ケニア陸軍(特殊作戦連隊、対ソマリア国境警備部隊等)にて、東アフリカにおける高火力サイドアームとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
ガーナ:ガーナ陸軍(各歩兵大隊、PKO派遣大隊等)にて、国連ミッションおよび国内防衛用として「Beretta 92FS」を公式現役運用中
コートジボワール:コートジボワール軍(共和国親衛隊、特殊部隊等)にて、フランスおよび周辺国から導入された「PAMAS G1 / 92FS」を公式現役運用中
セネガル:セネガル陸軍(憲兵隊、特殊作戦ユニット等)にて、フランスとの防衛協力枠組みに基づき「PAMAS G1 / 92FS」を公式現役運用中
ガボン:ガボン陸軍(大統領親衛隊等)にて、フランス製「PAMAS G1」およびイタリア製「92FS」を公式現役運用中
チャド:チャド陸軍(対テロ・介入部隊等)にて、フランスからの防衛援助をベースとした「PAMAS G1 / 92FS」を公式現役運用中
スーダン:スーダン軍(SAF)、および対立する準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」にて、旧政府軍の備蓄やリビア等からの不正規商流で流入したエジプト製「Helwan 920」や「92FS」を鹵獲・不正規現役運用中
南スーダン:南スーダン人民解放軍(SSPDF)にて、スーダン内戦地域や隣国から不正規に流入した各種ベレッタ92系バリアントを現役運用中
エチオピア:エチオピア国防軍(ENDF:特殊作戦旅団等)にて、アフリカ東部における戦術ピストルとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
ソマリア:ソマリア連邦軍(正規軍の特殊部隊「ダナブ」等)、およびテロ武装組織「アル・シャバブ」(政府軍やAMISOM部隊から戦術鹵獲した機材を使用)にて、中東・不正規ルートから流入した「92FS / M9」を公式・不正規現役運用中
ジブチ:ジブチ陸軍(憲兵隊、国境警備隊等)にて、周辺の外国駐留軍との調整および自国アセットとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
ウガンダ:ウガンダ人民国防軍(UPDF:ソマリア派遣部隊等)にて、公式調達された「Beretta 92FS」を現役運用中
ルワンダ:ルワンダ国防軍(RDF:特殊作戦部隊、治安維持任務大隊等)にて、優れたストッピングパワーを持つ個人サイドアームとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
ブルンジ:ブルンジ国防軍(各歩兵大隊等)にて、PKO任務および自国防衛用として「Beretta 92FS」を公式現役運用中
コンゴ民主共和国:コンゴ民主共和国軍(FARDC)、および東部地域の各種反政府民兵組織(M23など、政府軍から直接戦術鹵獲した機材を使用)にて、「Beretta 92FS / Helwan 920」を公式・不正規現役運用中
アンゴラ:アンゴラ軍(特殊作戦部隊、共和国親衛隊等)にて、ポルトガルおよびブラジル(トーラスPT92)の商流から導入された機材を公式現役運用中
ジンバブエ:ジンバブエ国防軍(各歩兵・憲兵ユニット等)にて、過去の南アフリカ(Vektor Z88)等の商流から維持管理されている機材を公式現役運用中
モザンビーク:モザンビーク国防軍(対テロ特殊部隊等)にて、ポルトガルおよびブラジル経由の「92FS / PT92」を公式現役運用中
マダガスカル:マダガスカル軍(大統領警護隊、憲兵隊等)にて、フランス製「PAMAS G1」を公式現役運用中
モロッコ(西サハラ):ポリサリオ戦線(西サハラ独立派武装組織、モロトフ軍やアルジェリア経由で鹵獲・不正規流入したベレッタ92系を使用)にて、不正規現役運用中
アフガニスタン:タリバン内戦武装組織(旧アフガニスタンイスラム首長国軍。2021年のカブール陥落時に旧アフガニスタン国家政府軍および米軍の武器庫から大量に戦術鹵獲した数万丁の純正「M9」を使用)にて、現在の正規・不正規混在の標準サイドアームとして大規模に現役運用中
ミャンマー:ミャンマー国軍(Tatmadaw:一部の特殊部隊)、および対抗する民主派武装組織「国民防衛軍(PDF)」や民族構成武装組織(MNDAA等、国軍から戦術鹵獲、またはタイ国境などから不正規流入したブラジル製PT92や中国製コピー品を使用)にて、公式および不正規現役運用中
カンボジア:カンボジア王立軍(特殊作戦部隊、憲兵隊等)にて、タイ border 経由および直接導入による「Beretta 92FS」を公式現役運用中
ラオス:ラオス人民軍(特殊任務部隊、将校護身用等)にて、限定導入された「Beretta 92FS」を公式現役運用中
ベトナム:ベトナム人民軍(総参謀部特工部隊(ダッコン)など、近接戦闘・特殊作戦要員の機材検証・運用目的)にて、限定調達された「Beretta 92FS」を公式現役運用中
モンゴル:モンゴル国軍(特殊部隊、国際平和維持活動派遣部隊等)にて、西側製ピストルアセットの標準として「Beretta 92FS」を公式現役運用中
カナダ:カナダ陸軍(一部の特殊部隊JTF-2等において、各種潜入任務用に純正92FS/M9A3を維持)、および連邦刑務所・治安部隊にて公式現役運用中
イギリス:イギリス陸軍(特殊空挺部隊SAS等において、任務の隠密性や現地調達適合性の観点から「Beretta 92FS / M9」のインベントリを維持)、および一部の海外領土守備隊にて限定現役運用中
オーストラリア:オーストラリア陸軍(特殊作戦コマンドSOCOMD等において、統合運用試験および潜入戦術用として「Beretta 92FS」の小規模インベントリを維持)にて現役運用中
ニュージーランド:ニュージーランド陸軍(特殊部隊NZSAS等において、補助・検証アセットとして「Beretta 92FS」を維持)にて現役運用中
ホンジュラス:ホンジュラス軍(各歩兵大隊、対麻薬特殊部隊等)にて、米国供与の「M9」および「Taurus PT92」を公式現役運用中
グアテマラ:グアテマラ軍(特殊部隊「カイビレス」等)にて、過酷な密林・対カルテル戦闘用の副兵装として「Beretta 92FS」を公式現役運用中
エルサルバドル:エルサルバドル軍(各種歩兵旅団、特殊作戦ユニット等)にて、米国からの防衛援助(M9)をベースに公式現役運用中
ニカラグア:ニカラグア軍(特殊作戦大隊等)にて、中南米ルートで調達された「Taurus PT92」および「92FS」を公式現役運用中
パナマ:パナマ公的機関(事実上の軍事組織である国家国境警備隊SENAFRONT等)にて、コロンビア国境の密林パトロールおよび対麻薬任務用に「Beretta 92FS / M9」を公式現役運用中
ドミニカ共和国:ドミニカ共和国軍(大統領親衛隊、特殊作戦部隊等)にて、カリブ海地域の標準治安アセットとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
ジャマイカ:ジャマイカ国防軍(JDF:歩兵連隊、沿岸警備隊等)にて、英米との共同治安作戦用の標準サイドアームとして「Beretta 92FS」を公式現役運用中
キューバ:キューバ革命軍(特殊部隊「ブラックスズメバチ」等)にて、欧州および不正規商流から技術確保された「Beretta 92FS」を限定現役運用中
ベネズエラ:ベネズエラボリバル共和国軍(各種歩兵・憲兵ユニット等)、および反政府ゲリラ武装組織(政府軍から戦術鹵獲した機材を使用)にて、ブラジル製「Taurus PT92」およびイタリア製「92FS」を公式・不正規現役運用中
エクアドル:エクアドル軍(特戦旅団、国境警備大隊等)、および脱獄した大規模ギャング武装組織(ロス・チョネロス等、政府軍から鹵獲または密輸したM9を使用)にて、対ギャインシデンツ戦用の主力拳銃として公式・不正規現役運用中
ボリビア:ボリビア陸軍(レンジャー大隊等)、および海軍にて、南米共通の調達基盤に基づき「Taurus PT92」および「92FS」を公式現役運用中
パラグアイ:パラグアイ陸軍(各歩兵連隊等)にて、ブラジルに隣接するロジスティクスから導入された「Taurus PT92」を標準ピストルとして公式現役運用中
ウルグアイ:ウルグアイ陸軍(各歩兵大隊、海外派遣ユニット等)にて、ブラジル製「Taurus PT92」およびイタリア製「92FS」を公式現役運用中
Type (種類)Semi-automatic pistol (半自動拳銃 / 短銃)
Caliber (口径)9x19mm Parabellum (9x19mm NATO)
Action (作動方式)Short recoil, Falling locking block, Double-action / Single-action (ショートリコイル、プロップアップ式プロペリング/落ち込み式ロッキングブロック、ダブルアクション/シングルアクション)
Overall Length (全長)217 mm (8.54 in) ※固定ストック等の折り畳み構造はないため単一寸法
Barrel Length (銃身長)125 mm (4.92 in)
Weight (重量)952 g (33.6 oz) ※弾薬(マガジン内)を含まない空虚重量
Rate of Fire (発射速度)セミオートマチック(一般的な戦術的有効発射速度は約40 rpm、理論上の最大連射速度は約150 rpm〜200 rpm前後)
Effective Range (有効射程)50 m (54.7 yds)
Feed System (給弾方式)5-round detachable box magazine (後年開発されたM9A1/M9A3等の派生バリアントやサードパーティ製マガジンでは17連、20連、30連等の拡張弾倉も運用可能)

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画像の引用元
  1. Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=335165

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