L110A2 / L110A3 (FN MINIMI Paras)

L110A2 / L110A3 (FN MINIMI Paras)
ウェールズ近衛連隊第1大隊、手前左側はL85A2(SA80 A2)、中央はL110A2、右奥の三脚はL7A2

イギリス軍の歩兵部隊や空挺部隊などで火力支援のために運用されてきた分隊支援火器(SAW)としての軽機関銃である。ベルギーのFN Herstal社が開発したFN MINIMIの折り畳み式ストックを備えたショートバレル仕様である「MINIMI PARA」をベースとしており、ベルト給弾とマガジン給弾の両方に対応したガス圧作動式・空冷式のシステムを備えている。元々は2003年のアフガニスタン紛争における緊急運用要求(UUR)を通じてレギュラー部隊へ導入され、4人編成の火力チームに1挺が配備されて高い制圧射撃能力を発揮していた。後年のアップグレード型であるL110A3では、ハンドガード周辺へのピカティニー・レールの追加や新型光学照準器の適合といった近代化改修が施されている。イギリス軍においては戦闘運用の教訓から2018年以降に段階的な退役方針が示されたが、長年にわたり前線の小部隊における主力機関銃として重要な役割を担い続け、現在も限定的・特定の作戦用として運用されている。

Official Name (正式名称)L110A2 / L110A3 (FN MINIMI Paras)
Country of Origin (開発国)イギリス(要求仕様・調達) / ベルギー(基本設計・開発)
Manufacturer (製造メーカー)FN Herstal
Designed (設計年)ベースとなったFN MINIMI PARAの設計年は1970年代後半から1980年代初頭にかけて行われ、イギリス軍における初代L110A1からL110A2への改修および運用開始年はアフガニスタン紛争に伴う緊急運用要求(UUR)が出された2003年であるが、改修型であるL110A2単体および後継のL110A3単体としての独立した設計年および運用開始年は不明
Primary Operators (主な運用組織)イギリスイギリス陸軍(歩兵部隊、空挺部隊など[※2018年以降に段階的な退役方針が示され、大部分がL7A2やL129A1等に置き換わっているが、一部ユニットで保有・運用)、イギリス海軍(王立海兵隊)、イギリス空軍(空軍連隊)
Type (種類)軽機関銃 / 分隊支援火器(Light machine gun / Squad automatic weapon)
Caliber (口径)5.56x45mm NATO
Action (作動方式)Gas-operated, open bolt(ガス圧作動、オープンボルト)
Overall Length (全長)ストック最長伸長時(Length extended):914 mm
ストック最短縮時(Length retracted):780 mm
(イギリス軍の公式ファクトシートに準拠したL110A2の仕様数値、L110A3単体の詳細なサイズは非公開)
Barrel Length (銃身長)13.7 inches(349 mm)(FN Herstal社が公開しているFN MINIMI PARAの公式銃身長データ)
Weight (重量)7.2 kg(弾薬を含まない銃本体のみの空虚重量)
Rate of Fire (発射速度)700 – 1,000 rpm
Effective Range (有効射程)400 m(FN Herstal社が公開しているFN MINIMI PARAの公式有効射程[点目標])
Feed System (給弾方式)Belt or Magazine fed or 30-round detachable STANAG magazine
画像の引用元
  1. By Photo: Cpl Dan Bardsley RLC/MOD, OGL v1.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=26902672

上部へスクロール