
RC-135S コブラボールは、C-135輸送機の機体をベースに開発された、アメリカ空軍の長距離戦略電子・光学偵察機である。統合参謀本部の指示に基づく国家優先度の高い任務に投入され、弾道ミサイルなどの目標に関する光学データおよび電子データを収集する。高度な光学センサーや電子追跡センサー・記録媒体を複合的に装備し、ミサイルの発射検知や再突入時の飛行特性といった重要情報を遠距離から高精度で追跡・観測・分析できる能力が最大の特徴である。収集されたデータは、軍備管理条約の遵守検証や、アメリカ軍の防衛戦略、ミサイル防衛システムの構築に向けたコンセプト開発において、他では代替できない極めて重要度の高い国家的な偵察アセットとして活用されている。
| Official Name (正式名称) | RC-135S Cobra Ball |
| Country of Origin (開発国) | アメリカ合衆国 |
| Manufacturer (製造メーカー) | Boeing (機体製造) / L3Harris Technologies (ミッションシステム統合・改修 ※旧 E-Systems / L-3 Communications) |
| Designed (設計年) | ベースとなる機体「C-135」を弾道ミサイル監視用に初期改造し、1961年に最初の運用が開始。その後、機体の喪失に伴う再設計や機材更新プログラムを経て、現在の正式名称である「RC-135Sコブラボール」としての機体呼称が決定し、1969年に新たな仕様で公式に運用が開始。 |
| Primary Operators (主な運用組織) | アメリカ合衆国:アメリカ空軍(空軍戦闘軍団(ACC)第16空軍に属する「第55翼・第55作戦群」がグローバルな実戦・展開運用を一手に担う。ネブラスカ州オファット空軍基地を本拠地とし、傘下の「第38偵察飛行隊」、「第45偵察飛行隊」、「第343偵察飛行隊」が直接機体を運用するほか、訓練部隊の「第338戦闘訓練飛行隊」が在籍。さらに、前方展開・海外拠点部隊として、日本の嘉手納基地に配備された「第82偵察飛行隊」や、イギリスのRAFマイルドenhall基地に配備された「第95偵察飛行隊(およびギリシャ・ソーダ湾のDet.1)」等が現役運用を行っている。また、空軍マテリアル軍団(AFMC)も統合テストベッド機(NC-135W)の運用に一部参画) イギリス:イギリス空軍(「Project Airseeker(エアシーカー計画)」に基づき導入された3機のRC-135Wを「第1航空群・情報・監視・標的捕捉・偵察(ISTAR)部隊」の主力として運用。リンカーンシャー州のRAF Waddington(ワディントン基地)を拠点とする「第51飛行隊」が実際の飛行運用を担い、「第54シグナルズ・ユニット」が収集された地上データの処理・活用に従事。米空軍との高度な共同クルー(co-manned)運用の枠組みを構築しており、機材アップグレードや要員訓練、作戦展開において緊密に連携して現役運用中) |
| Crew (乗員) | 12 – 27名 (飛行・任務要件により変動。最小構成例としてフライトクルー3名(操縦士2名、航法士1名)、ミッションクルー9名(電子戦専門士官3名、機上システム技術者2名、機上任務スペシャリスト4名)の計12名。最大で電子・光学系のオペレーター等を増強した27名体制での運用も可能) |
| Dimensions (寸法):全長、全幅(翼幅)、全高 | L: 41.1 m (全長135 ft) W: 39.9 m (全幅131 ft) H: 12.8 m (全高42 ft) |
| Empty / Max Takeoff Weight (自重 / 最大離陸重量) | Empty (自重): 78,743 kg (173,000 lb) Max Takeoff Weight (最大離陸重量): 133,633 kg (297,000 lb) |
| Powerplant (エンジン):型式、推力 | 型式: 4x CFM International F108-CF-201 (高バイパスターボファンエンジン) 推力: 1基あたり 21,600 lbf (約 96 kN) (※一部のデータベースでは最大22,000 lbfとも記載されている) |
| Max Speed (最大速度):マッハ表記、高度別の速度 | マッハ表記: Mach 0.66 (巡航時における設計上の基本マッハ数) 高度別の速度: 高高度において 500+ mph (約 805+ km/h) 最高速度性能としては最大 580 mph (約 933 km/h / 504 knots) |
| Combat Range (戦闘行動半径) / Ferry Range (航続距離) | Combat Range (戦闘行動半径): 不明 (公式な戦闘行動半径は非公開。空中給油の活用により、長時間にわたる戦域上空での連続監視任務に対応する) Ferry Range (航続距離): 3,900 miles (約 6,500 km) (無給油での最大航続距離。別の基準に基づく航続データでは 3,450 miles (約 5,550 km) とも記載される) |
| Service Ceiling (実用上昇限度) | 45,000 ft (13,716 m) (米空軍の装備年鑑データに基づく。なお、RC-135基本プラットフォームの設計限界としては最大 50,000 ft (15,240 m) ともされる) |
| Hardpoints (ハードポイント):ミサイルや爆弾の搭載能力 | None |
| Fixed Armament (固定武装):機関砲の口径、弾数 | None |
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- By Service Depicted: Air ForceCommand Shown: ACCCamera Operator: SRA JEREMY SMITH, USAF – ID:DFSD0315697 / 010926F4905S001, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=969513














