
LAV-25A1/A2/A3は、8×8輪駆動の機動性と水陸両用性能を備えた軽装甲車「LAV-25」(スイスのMOWAG社製「Piranha I」をベースに、米国側の仕様要求に基づいてカナダのゼネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ・カナダ[GDLS-Canada]が製造したLAV IIファミリーの派生型)の一連の近代化改修型バリアント。基本的な用途・機能として、本車両は高い俊敏性と火力を両立させ、地上および水上における偵察、威力偵察、前線警備、戦術目標への強襲、および後方コンパートメントに最大4〜6名の斥候・歩兵部隊を収容しての直接火力支援や戦略的展開など多角的な任務に対応する。A1規格は1990年代末からの延命プログラム(SLEP)により、電子機器の信頼性向上や排気系の改良が施された。A2規格では生存性の強化が最優先され、14.5mm徹甲弾に対抗する内外の追加弾道装甲パッケージ(BPUP)や下部爆風対策用のV字型D-Kitの導入、重量増に対応する第2世代サスペンションの採用、レイセオン社製改良型熱線映像装置(ITSS)の統合が行われた。最新のA3規格は2019年の契約に基づき、信頼性、燃費、冷却効率を向上させた新型パワーパック、駆動伝達系の強化、ステアリングシステムの改良、および操縦席のデジタル電子計器パネル化といった機動性と電子基盤の包括的な刷新が図られている。また、NBC対応車両となるLAV-JSLNBCRS(Light Nuclear, Biological, and Chemical Reconnaissance)も少数運用されている。
| Official Name (正式名称) | LAV-25A1/A2/A3 (Light Armored Vehicle) |
| Country of Origin (開発国) | カナダ / アメリカ合衆国 (スイスのMOWAG社製「Piranha I」をベースにカナダおよびアメリカ合衆国で共同開発・近代化) |
| Manufacturer (製造メーカー) | General Dynamics Land Systems (GDLS) / GDLS-Canada |
| Designed (設計年) | LAV-25A1は2000年に延命プログラム(SLEP)としてアップグレード設計が実施され、2003年に運用が開始された。LAV-25A2は生存性向上プログラム(Survivability Upgrade I)として2006年にアップグレード設計契約が締結され、2007年に運用が開始された。最新仕様であるLAV-25A3はリセットプログラム(LAV Reset Program)として2019年に設計・近代化改修契約が締結され、2021年に初期運用能力(IOC)を獲得して運用が開始された。 |
| Primary Operators (主な運用組織) | アメリカ合衆国:アメリカ海兵隊(各軽装甲偵察大隊(Light Armored Reconnaissance Battalion / LAR)における主力偵察・火力支援車両としてA1/A2/A3の各世代を一貫して運用 ※過去にアメリカ陸軍の第82空挺師団等が偵察部隊の評価用に少数運用した記録、および改修評価試験(OTC)等で用いた記録が存在する) サウジアラビア:サウジアラビア国家警備隊(Saudi Arabia National Guard / SANG:対外有償軍事援助[FMS]プログラムを介して導入し、機械化部隊の主力装甲戦闘・偵察車輌として大量に運用) クウェート:クウェート陸軍(Kuwait Army:湾岸戦争以降の調達契約に基づき、自衛・偵察能力強化を目的として正規に導入・配備し、現役運用) カナダ:カナダ陸軍(LAV-25をベースに、マスト昇降式センサーや長距離監視装置を組み込んだ独自の偵察戦闘車「コヨーテ[LAV II Coyote Reconnaissance Vehicle]」を203両導入し運用。現在は後継のLAV 6.0等へ移行中) オーストラリア:オーストラリア陸軍(LAV-25をベースに国内運用向けの独自の改修[フェーズ2/フェーズ3等]を施した「ASLAV-25[Australian Light Armoured Vehicle]」として各騎兵連隊で運用) |
| Crew / Capacity (乗員および兵員輸送数) | 3名 (Commander、Gunner、Driver) + 兵員輸送数(斥候・歩兵部隊)4〜6名 (Passengers / Scouts) |
| Combat Weight (戦闘重量) | LAV-25 / A1:12.8 metric tons (14.1 short tons) LAV-25A2 / A3:14.4 metric tons (15.87 short tons) ※追加装甲パッケージ等の導入に伴う重量変化 |
| Dimensions (寸法: 全長/全幅/全高) | W (全幅): 8 feet 2 inches (2.50 m) L (全長): 21 feet 0 inches (6.39 m) ※砲身を含まない車体長。砲身前方突出時の全長データは個別ソースにより微差あり D (全高): 8 feet 10 inches (2.69 m) ※Pintle mount(銃架)を除く頂点までの高さは約2.57m |
| Armor (装甲の詳細: 複合装甲、ERA、APSの有無) | LAV-25 / A1:高硬度鋼製溶接車体(Welded high-hardness steel armor / MIL-A-46100)を基本とし、7.62mm弾および砲弾破片に対応 LAV-25A2 / A3:内外に追加弾道装甲パッケージ(Ballistic Protection Upgrade Package / BPUP)および内部スパルライナー(Anti-spall lining)を統合し、14.5mm徹甲弾に対する防護性能を付与。 |
| Main Armament (主武装) | 2名用砲塔にマウントされた 1x 25mm M242 Bushmaster チェーンガン (携行弾数:総計630発、うち即応弾210発) |
| Secondary Armament (副武装) | 同軸機関銃として 1x M240C 7.62mm機関銃、砲塔上面の銃架(Pintle mount)に 1x M240B/G 7.62mm機関銃、および 2x M257 4連装煙幕弾発射機(Smoke Grenade Launchers) |
| Engine (エンジン出力 hp/kW) | Detroit Diesel 6V53T ターボチャージャー付きディーゼル 出力: 275 hp (205 kW) ※A3規格では新型パワーパックへの刷新により信頼性と冷却効率が向上 |
| Max Speed (最高速度: 整地/不整地) | Paved (整地): 62 mph (100 km/h) Unpaved (不整地): 不明(※公式カタログ上、オフロードの数値指定は「優れた不整地走破性」と表現され明確な時速数値の記述はなし) 水上航行(スクリュー推進): 6.5 mph (10.4 km/h) ※近代化改修の重量増およびSLEP仕様の変更により、水上航行能力が制限または廃止されているバリアントあり |
| Operational Range (航続距離) | 410 miles (660 km)es (400+ km) |
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画像の引用元
- By U.S. Marine Corps – This image was released by the United States Marine Corps with the ID 021002-M-2706G-003 (next).This tag does not indicate the copyright status of the attached work. A normal copyright tag is still required. See Commons:Licensing.العربية ∙ বাংলা ∙Bahaso Jambi ∙Deutsch ∙ Deutsch (Sie-Form) ∙ English ∙ español ∙ euskara ∙ فارسی ∙ français ∙ italiano ∙ 日本語 ∙ 한국어 ∙ македонски ∙ മലയാളം ∙ Plattdüütsch ∙ Nederlands ∙ polski ∙ پښتو ∙ português ∙ русский ∙ slovenščina ∙ svenska ∙ Türkçe ∙ українська ∙ 简体中文 ∙ 繁體中文 ∙ +/−, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=481476
















