
イギリス軍において主力歩兵部隊などが標準装備するL109A1破片手榴弾の投擲および取り扱い訓練用として運用されている再利用可能な練習用手榴弾(プラクティス・ハンドグレネード)。実弾のサイズ、重量、重量バランス、および独特のざらざらとした表面の質感を忠実に再現する設計となっており、兵員が安全かつ効果的に手榴弾の運用技術を習得するための戦闘訓練アセットとして広く活用されている。作動時には、L162練習用信管に装填された専用の小型空砲薬(ブランクカートリッジ)が起爆することで爆音を発生させ、投擲後の作動成否を視覚と聴覚で確認できる構造である。なお、初期型であるL111A1と改良型であるL111A2との主な違いは、再利用時の耐久性向上や製造プロセスの合理化に伴う本体構造および材質の細部変更、あるいは対応する練習用信管の仕様変更によるものであるが、訓練用装備としての基本諸元や運用目的自体に大きな差はない。
| Official Name (正式名称) | L111A1 / L111A2 Practice Hand Grenade |
| Country of Origin (開発国) | スイス |
| Manufacturer (製造メーカー) | RUAG Ammotec |
| Designed (設計年) | 開発・設計年は不明 ベースとなる実弾「L109A1(RUAG社製HG 85)」がイギリス軍に導入・制式分類された2002年(2000年代初頭)と同時期に、その訓練用(プラクティス)モデルとしてシステム化・運用開始 |
| Primary Operators (主な運用組織) | イギリス:イギリス陸軍(歩兵連隊などの地上部隊、アイルランド近衛連隊 [Irish Guards] などの訓練において実弾L109A1の投擲訓練用に標準配備・現役運用)、イギリス海軍(王立海兵隊 [Royal Marines]) スイス:スイス陸軍(Heer)(開発国および製造国として、ベースモデルである「HG 85(オフェンシブ型)/ OHG 92(ディフェンシブ型)」の練習用・訓練用モデル[ブルーカラー仕様]を各歩兵部隊や新兵訓練にて現役運用) |
| Type (種類) | 練習用手榴弾 (Practice Hand Grenade) |
| Filler Type (炸薬・内蔵化学物質の種類) | 訓練用小型空砲薬 (Blank cartridge / 爆音発生用組成物) |
| Filler Weight (炸薬・薬量) | 非公開 |
| Fuze Type (信管方式) | 延期信管 (Time-delay fuze / L162 Practice Fuze[安全レバー式練習用発火信管]) |
| Delay Time (遅延時間) | 3.0 – 4.0 seconds(L109A1の起爆挙動である「3.0〜4.0秒」の遅延時間を模倣して作動する) |
| Dimensions (外寸) | 全長 97 mm(約3.82 in) × 直径 62 mm(約2.44 in) |
| Total Weight (総重量) | 約465 g(約16.4 oz)〜 472 g(約16.65 oz)(※実弾であるL109A1の重量を忠実に再現している) |
| Effective Radius (有効加害・効果半径) | 訓練用の非殺傷・非破片アセットのため、加害・致死・負傷半径は存在しない |
| Deployment Method (投擲・運用方式) | 手動投擲 (Hand-thrown) |
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