練習船13号型 / YTE-13 class yard Training Education

YTE-13 class yard Training Education
YTE-14 練習船14号

概要と開発の背景

練習船13号型(れんしゅうせん13ごうがた / YTE-13)は、2000年代初頭(平成12年度計画および平成26年度計画)に日本の防衛庁(現・防衛省)主導のもと、株式会社新潟鐵工所(現:株式会社IHI原動機等)および中谷造船株式会社によって建造され、2002年(平成14年)より海上自衛隊へ導入された第2種支援船(公称船型「170トン型練習船」)である。海上自衛隊の教育機関である第1術科学校(広島県江田島市)および幹部候補生学校では、新入隊員や幹部候補生学生に対して基礎的な航海術、操艦、艦位測定、入出港作業の実習を行っていた。当時運用されていた旧式の150トン型練習船(「練習船11号」および「練習船12号」)は、船体の老朽化に加えて装備の陳腐化が進んでおり、近代化された護衛艦隊の現場運用に適した操艦実習環境の整備が急務とされていた。また、将来の自衛艦乗組員を育成するため、実際の護衛艦と同等の最新式航海・電測・通信設備を備えた専用の航海練習船が求められた。これを受け、前級の基本設計を全面的に見直し、実習機能と操縦性を大幅に向上させた後継艇として開発がスタートした。

構造と技術的特徴

構造上の最大の特徴は、前級の150トン型練習船から船体を一回り拡大した基準排水量170トン(全長35.0m、全幅7.1m)の全鋼製平甲板型船体を採用し、実際の護衛艦等と同等の航海・信号・通信・電測機器を艦内にレイアウトした点にある。兵装運用訓練を主眼とする大型の練習艦(TV)とは異なり、純粋な航海術修得と船乗りとしての基礎養成に特化した「航海練習船」として最適化されている。実習生が即戦力として現場艦艇に適応できるよう、ブリッジ周りの航海用レーダーや操舵装置、各種計器類は汎用護衛艦と同等の配置が採られている。推進機関にはディーゼルエンジン2基(計2,200馬力)による2軸推進方式を採用し、16ノットの十分な航海速力と優れた小回り性能を発揮する。過酷な沿岸航行や頻繁な着頭・離着岸実習に耐えうる堅牢な構造と、多数の実習生・教官を同時に乗船させられる効率的な艇内居住・教育空間を両立させた設計が採用されている。

運用実績と評価

2002年3月に1番船「練習船13号(YTE-13)」が竣工して配備され、続いて2015年12月に2番船「練習船14号(YTE-14)」が就役し、ともに広島県江田島市に所在する海上自衛隊第1術科学校へ制式導入された。制式採用以降、江田島基地を拠点として第1術科学校および幹部候補生学校の学生を対象とした基礎操艦、艦位測定、江田島湾および広島湾周辺での入出港航海実習に連日運用されてきた。特に、護衛艦と同仕様の機器構成と俊敏な小回り性能を生かした実用的な航海教育環境が高く評価されている。同型船2隻のみの専門的な運用体制でありながら、新入隊員から若手幹部自衛官に至るまで、海上自衛隊のすべての「船乗り」が最初に操艦の基礎と洋上技能を叩き込まれる教育インフラとして、現代においても極めて重要な役割を果たしている。

Official Name (正式名称)練習船13号型 / YTE-13 class yard Training Education
Country of Origin (開発国)日本
Manufacturer (製造メーカー)・1番船(YTE-13): 株式会社新潟鐵工所 (Niigata Engineering Co., Ltd. / 現 株式会社IHI原動機)
・2番船(YTE-14): 中谷造船株式会社 (Nakatani Shipbuilding Co., Ltd.)
Designed (設計年)平成10年度(1998年度)計画において建造が認められ基本設計が行われており、同計画に基づく1番船「水中処分母船1号(YDT-01)」および2番船「水中処分母船2号(YDT-02)」が2000年(平成12年)3月24日に竣工したことで運用を開始
Primary Operators (主な運用組織)日本: 海上自衛隊 各地方隊隷下 各警備隊または基地隊の水中処分隊
Displacement (排水量):基準排水量 / 満載排水量基準排水量:300 t
満載排水量:440 t
Dimensions (寸法):全長、最大幅、喫水全長 46.0 m × 最大幅(W) 8.6 m × 深さ(H) 4.0 m × 喫水(D) 2.2 m
Propulsion (機関):ディーゼル推進 / 新潟6NSDLディーゼルエンジン × 2基、スクリュープロペラ × 2軸、総出力 1,500 PS
Speed (速力):最大 15 kt (巡航 12 kt)
Range (航続距離):非公開
Complement (乗員数):15名 + 水中処分員(EOD)15名の計30名を最大で収容・搭載可能
Sensors and Processing Systems (センサー・レーダー):OPS-29F/K 航海用レーダー × 1基
Armament (兵装):なし
Aircraft Carried (艦載機)、
Carrying capacity(積載能力):
水中処分員の支援に特化しており、4.9m複合型作業艇や処分艇などの小型舟艇を搭載
船内には機雷不発弾処理や深海潜水時の減圧症に対応するための「再圧タンク(再圧室)」やEOD支援室を完備し、船尾にはダイバーを安全に海面へ昇降させるための「潜水員用昇降機」を備える

OPERATING FORCES / 運用国・軍種

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画像の引用元
  1. By 中谷造船海運株式会社 – https://nakatani-sy.jp/archives/ship-works/renshusen

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