
APC9K PROは、スイスの銃器メーカーであるB&T(Brügger & Thomet)社が開発した、クローズドボルト・ストレートブローバック方式の超コンパクトなサブマシンガン(短機関銃)である。アメリカ陸軍の要人警護部隊(PSD)向け「短機関銃(SCW:Sub Compact Weapon)」選定プログラムにおいて2019年に制式採用され、同軍において「M15」の公式制式名称が与えられた。技術的な特徴として、独自の油圧バッファーシステム(Hydraulic Buffer System)を機体後部に内蔵しており、これにより9x19mmパラベラム弾の発射反動とマズルライズ(銃口の跳ね上がり)を大幅に軽減し、毎分1,080発の高速連射時でも高い集弾性と操作性を維持する構造を持つ。操作系は完全にアンビ(左右両利き対応)仕様であり、ボルトと連動しないチャージングハンドルは不使用時に自動で折りたたまれる。さらに、ロアレシーバー(機関部下部)を交換するだけで、B&T社製の独自マガジンのほか、Glock社やSIG SAUER社(P320用)の9mmマガジンを無加工でそのまま共有・使用できる高い汎用性と相互運用性を有している。
| Official Name (正式名称) | APC9K PRO / M15 |
| Country of Origin (開発国) | スイス |
| Manufacturer (製造メーカー) | B&T |
| Designed (設計年) | ベースシリーズであるAPC9の設計年は2010年であり、翌2011年より初期モデルの運用が開始されている。改良型であるAPC9 PROシリーズ、およびそれをベースに小型化したAPC9Kの設計および発表は2019年3月であり、同月にアメリカ陸軍の短機関銃(SCW)選定プログラムにおいて制式採用(M15としての認定)が決定したことで同年2019年より運用が開始されている。 |
| Primary Operators (主な運用組織) | アメリカ合衆国:アメリカ陸軍(要人警護部隊[PSD]等において「M15」の制式名称でAPC9Kモデルを運用)、アメリカ空軍(要人警護部隊[PSD]や専門保安要員向けにAPC9K PROモデルを運用) アルゼンチン:アルゼンチン陸軍(特殊作戦部隊集団[Agrupación de Fuerzas de Operaciones Especiales]においてAPC9KおよびAPC9 PRO Gモデルを運用) ウクライナ:ウクライナ国防軍(国防省情報総局特殊部隊[クラーケン連隊]等において派生品であるAPC45モデルを運用) |
| Type (種類) | 短機関銃 |
| Caliber (口径) | 9×19mm Parabellum |
| Action (作動方式) | Roller-delayed blowback(ローラーディレード・ブローバック式) |
| Overall Length (全長) | ストック展開時:約522 mm 折り畳み時:約345 mm |
| Barrel Length (銃身長) | 約110 mm |
| Weight (重量) | 2.7 kg |
| Rate of Fire (発射速度) | 1,080 rpm |
| Effective Range (有効射程) | 100 m |
| Feed System (給弾方式) | 30-round magazine |
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画像の引用元
- By PEO Soldier – https://www.army.mil/article/228980/peo_soldier_team_wins_2019_packard_award, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=121302338




