
Accuracy International社が開発した「AWM(AWM-F)」ボルトアクション式狙撃銃をベースに、イギリス軍が制式採用した長距離狙撃用ライフル。従来のL115A1やA2からの発展型であり、主に強力な.338 Lapua Magnum(イギリス軍呼称:8.59mm)弾を使用し、アフガニスタンやイラクなどの紛争地において、標準的なアサルトライフルや7.62mm狙撃銃の射程を大幅に超える遠距離の標的に対して非常に高い制圧力を発揮した。L115A3では5-25×56 mm PM IIスコープや、持ち運びを容易にする折り畳み式ストック、調節可能なバイポッド、モノポッド、および消音器(サプレッサー)などの先進的なアタッチメントシステムが統合されている。さらに発展型のL115A4(AWM-A4)は、特殊部隊等からのより重い300グレインの弾頭を発射したいという要求に応え、大型化された弾薬に適応するためにマガジンおよびマガジンウェル(給弾口)を延長する設計変更が施された改良モデルである。
| Official Name (正式名称) | L115A3 / L115A4 |
| Country of Origin (開発国) | イギリス |
| Manufacturer (製造メーカー) | Accuracy International |
| Designed (設計年) | L115A3の設計年は、イギリス国防省(MOD)の狙撃銃システム向上計画(SSIP)に基づきAWMをベースに大幅な改良・仕様策定が行われた2007年であり、部隊への実戦配備および公式な運用開始年は、アフガニスタンの第16空中強襲旅団をはじめとする前線部隊へ最初のバッチが投入された2008年(5月)である。その発展型であるL115A4については、米国の銃器見本市「SHOT Show」等で開発・発表された記録が確認できるものの、公式な設計年および具体的な運用開始年は不明 |
| Primary Operators (主な運用組織) | イギリス:イギリス陸軍、イギリス海軍(王立海兵隊)、イギリス空軍(制式名L115A3および改良型のL115A4 Long Range Rifleとして、各歩兵部隊の狙撃班や各種特殊部隊[SAS、SBS、SFSG等]において長距離狙撃用主力火器として運用) ウクライナ:ウクライナ軍(2022年のロシア侵攻以降、イギリス政府による防衛援助パッケージや海外からの公式な軍事寄贈アセットの一部として、イギリス軍仕様の砂漠用タン・カラーのストックや消音器を備えたL115A3が前線部隊や国際軍団の精鋭狙撃手に引き渡され、実戦運用されていることが各種写真や映像データから確認されている) |
| Type (種類) | ボルトアクション式狙撃銃(Bolt-action sniper rifle) |
| Caliber (口径) | 8.59mm(.338 Lapua Magnum) |
| Action (作動方式) | ボルトアクション(Bolt-action) |
| Overall Length (全長) | ストック展開時(展開長):約 1,230 – 1,300 mm(消音器非装着時の数値。イギリス陸軍公式データでは 1,300 mm) ストック折り畳み時:折り畳みにより全長が約 225 mm 短縮されるが、L115A3/A4に消音器やマウントを装着した状態の公式な折り畳み時寸法は不明 |
| Barrel Length (銃身長) | 686 mm(27 inches) |
| Weight (重量) | 約 6.8 kg(イギリス陸軍公式によるスコープ・アクセサリ等を含まない空重量。各種オプション[S&B 5-25×56スコープ、消音器、バイポッド、モノポッド等]装着の戦闘重量は約 7.2 – 8.0 kg) |
| Rate of Fire (発射速度) | ボルトアクション(Bolt-action) |
| Effective Range (有効射程) | 1,100 m 以上(イギリス軍公式による標準点目標値) / 最大有効射程 約 1,500 m 以上(※訓練された精鋭狙撃手による運用時) |
| Feed System (給弾方式) | 5-round detachable box magazine |
画像の引用元
- By Photo: Cpl Daniel Wiepen/MOD, OGL v1.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=36193875







