
イギリス軍で運用されている7.62x51mm NATO弾を使用するベルト給弾式の汎用機関銃(GPMG)。兵士からは「Gimpy(ギンピー)」の愛称で親しまれている。ベルギーのFN Herstal社が開発したFN MAGを基にしており、給弾機構の改善や50連弾帯箱の装着対応、ポリマー製銃床への変更といった改修が施されている。二脚を使用した個人携帯による軽機関銃としての運用だけでなく、三脚と光学照準器を組み合わせた2人編成チームによる持続射撃(SF)モードでの大隊レベルの火力支援運用や、各種車両、ヘリコプター、艦船への搭載など、極めて多様な戦術的役割を担う火器である。一時期は5.56mm軽機関銃等に一部の役割を譲ったものの、後に歩兵分隊の主力支援火器として再評価され、長年にわたり最前線で高い信頼性を証明し続けている。
| Official Name (正式名称) | L7A2 Gimpy (FN MAG 60.20) ※「Gimpy」はイギリス軍内での愛称 |
| Country of Origin (開発国) | イギリス(要求仕様・調達) / ベルギー(基本設計・開発) |
| Manufacturer (製造メーカー) | FN Herstal(一部ロットや交換部品はイギリス国内のManroy Engineering社等でも製造・ライセンス供給されている) |
| Designed (設計年) | ベースとなったFN MAGの設計年は1950年代初頭であり、イギリス軍におけるGPMG(L7シリーズ)自体は1961年に採用されて1960年代から運用が開始されているが、改修型であるL7A2単体としての独立した公式の設計年および詳細な運用開始年は不明 |
| Primary Operators (主な運用組織) | イギリス:イギリス陸軍(すべての歩兵連隊[王立空挺連隊含む]、特殊作戦旅団傘下のレンジャー連隊、王立装甲軍団など全般)、イギリス海軍(王立海兵隊の各コマンド部隊、各種水上艦艇のフォースプロテクション[近接防衛]要員)、イギリス空軍(基地防衛・警備を担うイギリス空軍連隊[RAF Regiment]) |
| Type (種類) | 汎用機関銃(General purpose machine gun) |
| Caliber (口径) | 7.62x51mm NATO |
| Action (作動方式) | Gas-operated, tilting breechblock, open bolt(ガス圧作動、ティルティング・ブリーチブロック閉鎖、オープンボルト) |
| Overall Length (全長) | 48.5 inches(1,232 mm) (イギリス軍仕様のポリマー製固定銃床を採用しているため、ストック展開・折り畳みの区分はなく、銃口から銃床末端までの固定値となる) |
| Barrel Length (銃身長) | 24.75 inches(629 mm) (銃身交換用ハンドルおよびFH556等とは異なる独自の大型フラッシュサプレッサー構造を含む、L7A2専用クイックチェンジバレルの標準長) |
| Weight (重量) | 11.08 kg(24.23 lbs) (二脚を含み、弾薬や三脚、各種光学アタッチメント等を含まない銃本体のみの純粋な空虚重量) |
| Rate of Fire (発射速度) | 750 rpm (ガスレギュレーターの調整状態等により理論上は最大1,000rpm程度まで変動可能) |
| Effective Range (有効射程) | ライト・ロール(二脚使用の軽機関銃運用):800 m SFロール(三脚およびC2光学照準器を組み合わせた持続射撃運用):1,800 m |
| Feed System (給弾方式) | Belt-fed(M13分離式リンク弾帯給弾 / 歩兵運用時は通常100連または200連の弾帯箱が使用される) |
画像の引用元
- By Photo: Mark Owens/Army HQ Scotland/MOD, OGL v1.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=49320474





