Gavia AUV

Gavia AUV
Gavia AUV

Gavia AUVは、1997年にアイスランド大学との共同プロジェクトとして開発が開始され、Hafmynd社(現在は米Teledyne Technologies傘下のTeledyne Gavia)によって製品化された自律型水中無人潜水機(AUV)である。本機の最大の特徴であり、従来型の単一目的・固定式AUVとの決定的な違いは、「QuickLock」機構を採用した高度な完全モジュール式設計にある。直径わずか20cm(200mm)のコンパクトな筐体を持ち、任務の目的に応じて推進器、バッテリー、各種センサーなどのモジュールをブロックのように自在に組み替えたり、現場で素早く換装したりすることが可能である。これにより、全長は構成に応じて1.8メートルから最大4.5メートル、重量は50kgから130kgまで柔軟に変化する。このシステムにより、専用の大型揚収装置を持たない小型ボート等の船舶からでも2名の人力で容易に海面への投入・回収ができる「低ロジスティクス」を実現した。機体の基本潜航能力は仕様により最大深度500メートルまたは1,000メートルに設定されており、1.5kWhのリチウムイオンバッテリーモジュールを最大3基まで連結することで航続時間を大幅に延長できる。その高い汎用性と拡張性から、サイドスキャンソナーや合成開口ソナー(SAS)、マルチビーム音響測深機を用いた民間での海底地形測量やインフラ調査に留まらず、防衛・安全保障領域でも広く導入されている。機雷対抗任務(MCM)や港湾警備のほか、デンマーク王立海軍などでは対潜戦(ASW)用のソナートレーニングモジュール(STM)を搭載した仮想潜水艦の音響標的として長年運用されており、海洋調査から軍事訓練まで幅広い任務で実績を上げるベストセラー機となっている

Official Name (正式名称)Gavia AUV
Country of Origin (開発国)アイスランド
Manufacturer (製造メーカー)Teledyne Gavia (旧 Hafmynd ehf)
Designed (設計年)設計・開発は1997年にアイスランド大学とHafmynd社(現Teledyne Gavia)の共同プロジェクトとして開始され、2000年代初頭から初期型の運用・テストが始まり、2003年の第2世代モデル登場および2004年の初輸出を経て、各国の軍事組織や海洋研究機関での本格的な運用が開始されました。
Primary Operators (主な運用組織)アメリカ合衆国:アメリカ海軍(AUKUS演習等の多国籍任務などで運用)
イギリス:イギリス海軍 (水路探査グループ等で運用)
オーストラリア:オーストラリア海軍(AUKUS演習等の多国籍任務などで連携運用)
スウェーデン:スウェーデン海軍(スウェーデン国防装備庁[FMV]を通じて複数機を調達・運用)
デンマーク:デンマーク王立海軍(シェランオッデ海軍兵器センターにて対潜戦用ソナー訓練標的として運用)
トルコ:トルコ海軍(エルデク機雷対抗コマンドにて機雷探知用に運用、固有名称「Uluç Bora」「Barbaros Dora」等)
ポーランド:ポーランド海軍(コルモランII型機雷掃討艇等に搭載し機雷対抗任務として運用)
ロシア:ロシア海軍(2013年から2014年にかけて合計8機を調達し保有)
Displacement (排水量):基準排水量 / 満載排水量小型無人潜水機のため排水量規定なし
基準重量:構成により 50 kg 〜 130 kg
Dimensions (寸法):全長、最大幅、喫水L: 約 1.8 m 〜 4.5 m (5.9 ft 〜 14.8 ft) [全長 / ※搭載するバッテリーやセンサー等の構成モジュールにより変動]
W: 約 0.2 m (20 cm / 7.87 in) [胴体直径・最大幅]
最大潜航深度は仕様により 500 m [1,640 ft] または 1,000 m [3,280 ft])
Propulsion (機関):電動モーター推進 (1.5 kW または 1.65 kWh リチウムイオンバッテリー駆動)
Speed (速力):最大 5.5 kt 以上 (> 5.5 knots)
Range (航続距離):3.0 kt巡航時、バッテリー1基につき 7時間 〜 8時間稼働 (バッテリーは最大3基まで搭載可能)
潜航能力 500 m または 1,000 m
Complement (乗員数):None
Sensors and Processing Systems (センサー・レーダー):高精度DGPS、DVL補助慣性航法システム (INS)、USBL、合成開口ソナー (MINSAS60)、マルチビーム音響測深機 (RESON SeaBat T20)、サイドスキャンソナー (EdgeTech)、サブボトムプロファイラー (SBP)、BlueView 2250 3Dマッピングモジュール、カメラモジュール 等 (任務に応じてモジュール換装可能)
Armament (兵装):None
Aircraft Carried (艦載機)、
Carrying capacity(積載能力):
None
各種専用センサーモジュールのみ積載可能

OPERATING FORCES / 運用国・軍種

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画像の引用元
  1. Photo: Lt Cdr Roster RN / UK MOD © Crown copyright 2024, via Defence Imagery. Used under the terms of the Open Government Licence (OGL).

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