ちよだ(潜水艦救難艦) / JS Chiyoda

JS Chiyoda
ASR-404 ちよだ

海上自衛隊の潜水艦救難艦「ちよだ」(ASR-404)は、ちよだ型潜水艦救難艦の1番艦であり、その名を受け継いだ日本の艦艇としては5代目にあたる。老朽化した先代の潜水艦救難母艦「ちよだ」(AS-405)の代替艦として平成26年度計画に基づき建造され、三井造船玉野事業所で起工、2018年3月20日に就役した。主な任務は、事故や故障等で潜航不能となった潜水艦から乗員を救出することである。前型艦「ちはや」の設計を拡充しており、マストが塔型に変更されたほか、新型の深海救難艇(DSRV)や遠隔操作無人探査装置(ROV)などを装備し、救難能力がさらに強化されている。また、2室の手術台や約10床の病床、3基の再圧タンクなど極めて充実した医療・災害支援設備を備えており、大規模災害時の拠点としての役割も想定されている。神奈川県の横須賀基地を母港とし、現在は潜水艦隊第2潜水隊群に所属している。

Official Name (正式名称)ちよだ(潜水艦救難艦) / JS Chiyoda
Country of Origin (開発国)日本
Manufacturer (製造メーカー)三井造船 玉野事業所(建造途中の2018年4月に分社化にともない「株式会社三井E&S造船」へ継承)
Designed (設計年)平成26年度(2014年度)計画において基本設計や予算化が行われ、2018年3月20日に竣工・就役して運用を開始
Primary Operators (主な運用組織)日本: 海上自衛隊 潜水艦隊隷下 第2潜水隊群
Displacement (排水量):基準排水量 / 満載排水量基準排水量 5,600 t / 満載排水量 7,100 t
Dimensions (寸法):全長、最大幅、喫水全長 128.0 m × 最大幅(W) 20.0 m × 深さ(H) 9.0 m × 喫水(D) 5.1 m
Propulsion (機関):ディーゼル推進 / ディーゼル機関 2基、2軸駆動、総出力 19,500 PS(※前型艦「ちはや」の設計を踏襲し、精密な定位置保持を可能にするサイドスラスターも艦首・艦尾に装備)
Speed (速力):20 kt
Range (航続距離):6,000nm(13 kt巡航時)
Complement (乗員数):約130名(※任務や救難要員の構成により、一部の公開データでは約120名〜130名)
Sensors and Processing Systems (センサー・レーダー):航海用レーダー(OPS-20C等)、捜索用ソナー(SQS-36系)、海底探索・音響定位用各種センサー一式、衛星通信装置
Armament (兵装):なし
Aircraft Carried (艦載機)、
Carrying capacity(積載能力):
搭載機数:固有の有人艦載ヘリ・無人航空機は0機
ヘリコプター運用能力:船体後部に広大な飛行甲板(ヘリコプター発着艦甲板)を装備。固有の格納庫や機体は持たず、災害派遣や救難時におけるヘリ輸送や患者空送の着艦・発着に対応する能力
車両・貨物運搬能力:新型の深海救難艇(DSRV)1隻、遠隔操作無人探査装置(ROV、OXX-3)1式 を標準装備。また、大規模災害時の医療拠点としての役割に対応するため、2室の手術台、約10床の病床、高圧酸素治療等を行う再圧タンク(3名用・1名用など計3基)を艦内に積載・常設しており、一般的な車両・貨物輸送用の設計ではない。
  1. By 海上自衛隊, CC BY 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=121249928

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