
25式高速滑空弾は、防衛省が開発し、陸上自衛隊が装備する最新鋭の地対地ミサイルシステムである。開発時の名称は「島嶼防衛用高速滑空弾」であり、2026年3月31日の部隊配備に合わせて正式に現在の名称が与えられた。 自衛目的で敵の軍事目標などを攻撃する「反撃能力」の具現化に向け、国内で初めて実戦配備された長距離ミサイル(スタンド・オフ・ミサイル)の一つである。高高度へ打ち上げられた後に滑空体が分離し、極超音速で複雑な軌道を滑空しながら目標へ突入する。 2026年3月の配備開始時点では初期型のブロック1が静岡県の富士駐屯地(特科教導隊など)に導入されており、主に教育訓練や運用基盤の構築に活用されている。
| Official Name (正式名称): | 25式高速滑空弾 / Type 25 Hyper Velocity Gliding Projectile (25HGP、25HVGP) |
| Country of Origin (開発国): | 日本 |
| Manufacturer (製造メーカー): | 三菱重工業 |
| Designed (設計年): | 防衛省技術研究本部(現・防衛装備庁)と三菱重工業による「25式高速滑空弾」の開発設計は、初期型(ブロック1)の開発が2018年度(平成30年度)から開始され、2025年(令和7年)6月から8月に米国での最終となる第2次発射試験等を成功させて開発を完了したのち、2026年(令和8年)3月31日に部隊使用承認が下りて「25式高速滑空弾」と正式に命名され、同月末に静岡県の富士駐屯地に所在する特科教導隊等へ配備されたことで正式な運用を開始 |
| Primary Operators (主な運用組織): | 日本:陸上自衛隊(野戦特科部隊に配備。2026年3月31日の部隊使用承認に伴い、まずは教育訓練および運用の基盤構築を目的として、静岡県の富士駐屯地に所在する「富士教導団 特科教導隊」などの教導部隊・学校関係機関へ初期型(ブロック1)の配備が完了・運用を開始。なお、防衛省のロードマップとして自衛隊内での技術的派生・発展型である、射程を3,000km級に延伸し滑空体を高性能化した「高速滑空弾能力向上型(ブロック2)」の開発が三菱重工業等を中心に進められており、将来的に陸上自衛隊の長射程ミサイル部隊等へ追加配備される計画となっている) |
| Type (種類): | 地対地弾道弾/スタンド・オフ・ミサイル |
| Caliber / Diameter (口径/ミサイル直径): | 約800mm〜900mm (※ブースターを含む本体直径。滑空弾頭自体は複雑な非円筒の翼付き形状構造) |
| Guidance System (誘導方式): | GPS誘導 + 慣性誘導(INS) (※中途航程、さらに終末航程では移動標的への精密突入のため、アクティブ・レーダー・ホーミング方式や赤外線イメージング画像誘導等の複合シーカーを併用) |
| Overall Length (全長/キャニスターサイズ): | ミサイル(ブースター+滑空体)全長 約8.0m〜9.0m |
| Wingspan (翼幅): | 展開時・折り畳み時ともに詳細な数値は非公表 (※大気圏内を極超音速で滑空・旋回するための小型の制御翼・安定翼を備えるが詳細は非公開) |
| Weight (重量/総システム重量): | ミサイル単体重量 約3,000kg〜4,000kg級 / 総システム重量は非公表 (ただし、専用の自走式発射機(1両あたり2発搭載のコンテナ式等)をベースとした機動運用車両システムで構成) |
| Flight Speed (飛翔速度): | 最大速度 マッハ5〜マッハ7 (極超音速) |
| Effective Range (有効射程): | 約300km〜500km (※2026年3月に配備された初期型ブロック1の数値。報道や資料によっては最大約900kmともされる。なお、2030年代に向けて射程2,000km〜3,000kmの能力向上型ブロック2も開発中) |
| Warhead & Propulsion (弾頭/推進方式): | 装甲貫徹型高密度爆風破片(大領域制圧型)弾頭、または精密対地・対艦用弾頭 / 推進方式:高推力1段式固形燃料ロケット・ブースター(打ち上げ用) + 高速滑空体(大気圏内無動力滑空) |
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- By 防衛省 (Ministry of Defense) – https://www.mod.go.jp/j/press/news/2025/02/07b.html, CC BY 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=162746011




