
海上自衛隊が周辺海域の警戒監視体制を強化するために導入を進めている最新鋭の哨戒艦で、従来の地方隊配備の汎用護衛艦や掃海艇などが担ってきた常時監視任務を引き継ぎ、より効率的かつ最適化された哨戒活動を行う目的で設計されたシリーズである。船体は省人化と多機能性を両立させた最新設計が取り入れられており、自動化された各種センサーや情報処理システムを装備することで、従来の同規模艦艇に比べて大幅に少ない乗員数での運用を可能にしている。また、各種事態に柔軟に対応するための多目的甲板や物資積載スペースも確保されている。本型は次世代の沿岸防衛の中核として量産される計画であるが、計画段階における艦型名称は「新型哨戒艦」として公募等の手続きが進められていたものの、海上自衛隊の命名付与基準に則り1番艦の名称が植物の桜に由来する「さくら」と決定され、これに伴って大日本帝国海軍の松型駆逐逐艦(丁型駆逐艦)の13番艦であった「櫻」以来、日本の戦闘艦艇としては実に約80年ぶりに「さくら」の名を受け継ぐ戦闘艦艇の系譜が復活した。
| Official Name (正式名称) | さくら型哨戒艦 / Sakura-class patrol ship |
| Country of Origin (開発国) | 日本 |
| Manufacturer (製造メーカー) | ジャパン マリンユナイテッド 横浜事業所 磯子工場 |
| Designed (設計年) | 令和5年度(2023年度)計画において設計および予算化が完了し、2025年2月に1番艦の建造が開始された後、現在は2027年1月の竣工・就役に向けて艤装および試験が進められている段階であり、同年の1月より本格的な運用が開始される予定の艦艇 |
| Primary Operators (主な運用組織) | 日本: 海上自衛隊(就役後は各地方隊の直轄部隊、または新たに新設される哨戒艦専門の部隊へ配備され運用が開始される予定) |
| Displacement (排水量):基準排水量 / 満載排水量 | 基準排水量:1,920 t / 満載排水量:非公開 |
| Dimensions (寸法):全長、最大幅、喫水 | 約 95 m × 最大幅:約 12.0 m × 喫水:非公開(深さ:約 6.5 m) |
| Propulsion (機関): | CODLAD方式、ニイガタ16MG28AHXディーゼルエンジン 2基 + 推進電動機 2基、2軸推進、総出力:18,500 hp |
| Speed (速力): | 25 kt(約 46 km/h) |
| Range (航続距離): | 非公開(平時における我が国周辺海域の常続的な警戒監視任務に対応する優れた巡航・持続能力を有する) |
| Complement (乗員数): | 約 30 名(高度な自動化・省人化設計による) |
| Sensors and Processing Systems (センサー・レーダー): | 航海用レーダー(民間大型船舶と同等のものを2基搭載) 電子光学センサー(光学監視用) 電波方位探知装置、衛星通信装置(電磁波情報収集器材は後日装備予定) |
| Armament (兵装): | 艦砲:1x 30mm単装機銃(遠隔操作型機関砲) |
| Aircraft Carried (艦載機)、 Carrying capacity(積載能力): | 搭載機数:有人ヘリコプターの定数搭載はなし。ただし、艦後部に無人航空機(UAV)やヘリコプターの発着に対応した多目的甲板および格納庫を装備。 車両・貨物運搬能力:艦後部に物資積載用の多目的スペースを確保。さらに、無人水上艇(USV)や複合大形作業艇(RHIB)を運用するための揚収装置および機材積載能力を有する。 |
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- By 海上自衛隊, CC BY 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=186340649




